子供が英語を喋れるようになるために親子で留学したい!
そう考えるご両親は多いと思います。
しかし、いざ調べ始めるとたくさんの語学学校があり、逆にわからないことが増えて行くばかり。
留学ってどこの国がいいんだろう?
予算は?
子供の英語力は大丈夫だろうか?
語学学校のプログラムはどんな感じなんだろう?
今回は、本校の卒業生の体験談から親子留学の知っておきたいことを紹介します。
2017年の正月明けに、子供2人、母1人で2週間の親子留学をしました。
旅の記録です。
目次
プロフィール
小沢秀美 札幌市在住
長女7才 小学2年生(親子留学時)
次女3才 幼稚園年少(親子留学時)
動機
子供たちに日本以外の文化を体験させたい。
英語が受験勉強になる前に、英語はコミュニケーション手段であること知ってほしい。
そんな思いを長い間持ち続け、下の子が幼稚園年少になった今がスタートだと思い、短期親子留学を決めました。
パラダイスイングリッシュを選んだ理由
独身時代にフィリピン留学事業に携わり、セブ、マニラ、ボラカイの現地校を多数視察に来たことがありました。
どの学校もリーズナブルで勉強に集中できる環境でしたが、自然環境が素晴らしかったのは飛びぬけてボラカイでした。
PEは世界各国から生徒が来ているため国籍も偏らず、子供から大人まで様々な人が勉強していました。インターナショナルでオープンな校風にひかれました。
またボラカイ島は真っ白なビーチに透明な海に囲まれて、世界各国から観光者が絶えないものうなずけました。今回は子供との親子留学ということで、勉強以外にも海や自然でのアクティビティも経験させたいと思っていたので、とても美しい自然がすぐそばにあるのはとても魅力的でした。
そしてPEの子供用クラスでは、9時から3時までの英語の授業後にアクティビティクラスがあり、英語と自然という素晴らしい環境を存分に楽しめると考え、PEを選択しました。
学校生活
学校では、私と子供2人がそれぞれ別々の授業を受けました。
下の子はまだ3歳だったためキッズクラスでの授業は難しく、午前中3クラスで調整してもらいました。
親スケジュール
9:00~9:50 グループクラス
10:00~10:50 マンツーマンクラス
11:00~11:50 グループクラス
昼休み(学食)~自由
3才娘スケジュール
9:00~9:50 マンツーマンクラス
10:00~10:50 マンツーマンクラス
11:00~11:50 マンツーマンクラス
昼休み(学食)~自由(アクティビティクラスに私と一緒に参加する時も)
7才娘スケジュール
9:00~9:50 キッズクラス
10:00~10:50 キッズクラス
11:00~11:50 キッズクラス
11:50~13:00 昼休み(学食)
13:00~13:50キッズクラス
14:00~14:50キッズクラス
15:00~アクティビティクラス
学校では初日にグラマーテストとスピーキングテストを受け、それぞれに合ったクラスを提案してもらいます。
私の場合は、文法に比べてスピーキングが弱いので、そこを重点的にやりましょうと提案され、3クラスともスピーキング重視のクラスでした。
マンツーマンクラスでは私の場合先生が準備したテキストに沿って進めていきました。様々なトピックについて自分の意見を言ったり、先生の意見を聞いたりします。先生はとても柔軟なので、自分が学びたいことがあれば対応してくれます。
テキストに沿った授業の中でも、話が広がりあっという間に時間が過ぎてしまうと感じていました。
グループクラスでは、だいたい4名~6名ほどのクラスでした。生徒の国籍は台湾、ギリシャ、スペイン、スイス、ドイツなど、実に様々でした。英語のアクセントもそれぞれ違うため、英語という共通語を世界で話すために大切なことも学べました。
また、1つのトピックについて意見を言い合うときも様々な視点からの意見が飛び交い、新しいことの発見が多くありとても充実したクラスでした。
3才の娘は、全てマンツーマンのクラスをとりました。
教室に入りたがらない娘のために、外のベンチに座ってお絵かきをしてくれたり、たまにキッズクラスでお姉ちゃんの横に座らせてもらえたりととても柔軟に対応してくれました。
この年齢だと遊びの中で英語を吸収していくのが一番重要だと思っていたので、決して無理強いをしない対応は大変助かりました。
結果、娘が大好きな先生がいて、日本に帰った今もその先生にお手紙を書く!と張り切っています。
7才の娘は、家族の中で一番長時間英語のレッスンを受けました。
朝9時から15時までの教室での授業は子供には長いかなと思いましたが、日本の様にずっと座学で勉強しているものではなく、様々な工夫がされているため娘は全く飽きずに授業を受けることが出来ました。
またアクティビティクラスでは、天気の良い日は海に行ってジップラインをしたり、イタリアンレストランに行ってピザをつくったりと、とても楽しかったようです。
私と3歳の娘もアクティビティクラスについていき、一緒に受けられるものは3歳の娘も楽しむことができました。
PEの感想
先生たちはとてもフレンドリーで、いつも笑顔で話しかけてくれ、子供のことは特に優しく見守ってくれたのに感動しました。
フィリピン人の先生の英語レベルはとても高いと言います。
私の先生はフィリピン人とイギリス人で、子供の先生はカナダ人とドイツ人でした。
どの先生もとても分かりやすく楽しい授業で、大変満足が出来るものでした。
また学生寮に住んでいる生徒が多いのもあり生徒同士もみんな仲が良く、週末は海に行ったり食事に行ったりと楽しんでいました。
7才の娘には韓国人の大親友が出来て、毎日寮で一緒に遊んでいました。
英語がそれ程出てこなくても子供は友達を作る天才です。
最終日にボラカイ島を出発するときは、娘は友達との別れに号泣していましたが、また会える日を楽しみにお別れしました。
またボラカイに行く!と現在も張り切っています。
子供達にとって、行きたいと思える場所が一つ増えたことがとてもうれしいです。
スケジュール
1/7 新千歳空港発→羽田空港→成田空港→マニラ着(terminal3 カプセルホテルに宿泊)
1/8 マニラ発→カティクラン→ボート→ボラカイ着
1/8~1/21ボラカイ滞在
1/21 ボラカイ発(ボート)→カティクラン→マニラ(ホテルに一泊)
1/22 マニラ発→成田空港→新千歳空港着
親子留学について
日本とは違う環境に親子で飛び込むと、様々な違いを感じます。
戸惑うこともありますが、見方を変えれば文化の違いを楽しむことができるので、発想を転換して不便も楽しむくらいの気持ちでいるとより充実した旅になるのだろうと思います。
私が親子留学前に不安だったことと、実際にどうだったかを書きました。
参考になれば幸いです。
食事は合うか?
我が家は学食を美味しく食べられました。その他、イタリアン、日本食、ハンバーガー系などなんでもあるので、ほぼ大丈夫だと思います。
親子留学を同時期にしていた韓国人家族がミニ炊飯器を持ってきていて、とても便利だと思いました。
お湯で簡単に作れるインスタントなどがあると便利です。
水は硬水なので、抵抗がある人はポカリの粉末などを持って行くと多少ごまかせるかもしれません。
マニラでの乗換は安全か?
空港内で注意を払っていましたが、特に恐怖はなく私の感想としては全く大丈夫でした。
また、マニラ乗換で宿泊が必要でしたが、terminal3のカプセルホテルは空港を出ないので安心でした。帰りの乗換時はマリオットホテルに宿泊しましたが、空港からも近くて安全でした。
マリオットホテルはカジノとつながっていて、日本食含めレストランも多く買い物も楽しめました。ホテル内のプールもとても素敵で、次はゆっくり泊まりたいくらいです。
ボラカイ島の治安は?
ボラカイ島は、フィリピンの中でも安全と言われています。実際に観光客も多い観光地なので、人も多く不安や恐怖は感じませんでした。
ただやはり日本ではないので、夜などの外出時は気をつけることや人気のない場所には行かないなどの注意は必要だと思います。
蚊・デング熱は大丈夫?
蚊はいるので、虫よけと虫刺されは必須です。
デング熱もたまにあるようなので、長袖を持って行くなど工夫が必要です。
私達は、頻繁に虫よけを塗っていたのもあり、それ程蚊には悩まされませんでした。
ボラカイ島までは簡単に行ける?
ボラカイ島まではカティクラン空港経由とカリボ空港経由があります。
カリボ空港経由だとバスに2時間ほど乗ってカティクラン港まで行かなければならないので、断然カティクラン経由がお勧めです。
私達はPEにカティクラン空港までの送迎をお願いしたので、案内に沿ってカティクラン空港に着いたらすぐにPEスタッフの方に会えました。
帰りは自分たちでボラカイ島を出ましたが、自分たちだけでも簡単にカティクラン空港に着くことができました。
荷物はどのくらい持って行く?
寮に宿泊する場合、週に2回洗濯をしてくれます。
また、ショッピングエリアは学校から近いので、必要なものはほぼ全て揃います。
必要最低限を持って行って、足りなければTシャツを買うなどでも十分間に合うと思います。
実際に、私はボラカイ到着時にスーツケースが紛失していて最初の1週間は荷物がない状態でしたが、現地で購入して事足りました。
筆記用具なども、日本のものとそれ程変わらず書きやすいです。化粧品やシャンプー、生理用品などもこちらのもので十分使用可能です。
環境が変わると体調も崩しやすいので、使い慣れた薬がある場合は持ってくるほうが良いです。(頭痛薬など基本的な薬はボラカイ島でも買えます。)
個人的には、レインコートは日本のものが良いと思いました。
子供は日本語が通じない中で大丈夫?
これに関してはその子の性格もあると思いますが、個人的には全く心配ないと思います。
子供同士は言葉がなくても不思議と通じ合うものなのですね。私が心配して教室に見に行っても、子供は友達と一緒に遊ぶのに夢中でした。
バッグを教室に忘れたときなど、一緒にいた友達に一生懸命英語で伝えたり、寝言が英語だったり!で成長に驚きました。
3才の娘に関しては、ママが恋しくて泣くときもありました。その時は私と一緒に過ごしたり、先生方が臨機応変に対応してくれました。
週末は何をして過ごす?
私は2週間の滞在だったので、週末は一度しかありませんでした。
土曜日は、PEの先生、生徒と一緒にカリボにあるお祭りに行きました。このような週末クラスは度々あるようです。日曜日は子供達とボラカイにあるホワイトビーチでゆっくり過ごし、お土産などの買い物も楽しみました。
子供達とゆっくり過ごすこともできるし、寮の友達と遊びに行くこともでき、孤独感を感じることは全くないと思います。また海辺でのマッサージも格安であり、留学生はマッサージを楽しんでいます。
最後に
ボラカイに出発する前は大きなものから細かいものまで様々な不安がありました。
しかしいざ出発してみると心配なんて消えて、素晴らしい自然と素敵な先生、仲間たちが受け入れてくれました。子供達も日本とは違う環境の中で様々なことを学び、たくましくなったように思います。勇気を出して行動して良かったと心から思います。
またボラカイへ子供達と戻る日を思い、今からワクワクしています。
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