近年、日本人にとってフィリピン留学=セブ留学と言っても過言ではないでしょう。
今回はそんなセブ島の語学学校とボラカイ島のParadise English/パラダイスイングリッシュの2校を体験した生徒さんの体験談を紹介します。
フィリピン留学に来る前は英語初心者で、たくさんの葛藤やトラブルがあったにも関わらず、それでも自分の夢のために英語を喋れるようになりたいと頑張る彼女の姿はとてもエネルギーに満ち溢れていました。
英語がまだ上手く喋れない、留学に行きたいけど学校選びはどうしようと悩んでいるあなた。
是非、この記事を参考にしてみてください。
目次
プロフィール
Anna
長崎県出身
22歳、女性
就職を機に上京、ワーキングホリデーに興味を持ち退職
まずは語学力をつけるためセブ留学を決意
私は2017年4月からセブの学校に約2ヶ月間、パラダイスイングリッシュボラカイに約1ヶ月間、合計約3カ月間フィリピンに留学しました。
わたしはセブ留学とボラカイ留学。違う学校、違う島二箇所で勉強するという体験ができました。
そして、この2校は同じフィリピン留学でしたがびっくりするほど大きく違いました。
学校選びは本当に重要です。どんな学校を選ぶかによって留学生活が大きく変わってきます。
失敗と感じた『セブ留学』
『セブ留学』へのイメージ
私は『セブ留学』で失敗しました。
なぜ私がそう感じたかと言うと、セブ留学は、私が思い描いていた『セブ留学』としてのイメージと大きく違っていたからです。
私がイメージしていた『セブ留学』は、透き通った青い海、白い砂浜がすぐ近くにある常夏のリゾート地(セブ)でゆったりと勉強ができて土日は学校で出会った多国籍の生徒たちと英語を使ってコミュニケーションをとり、海で泳いだり、パーティーをしたり、アクティビティをたくさん楽しめる!the夏!の留学をイメージしていました。
なので私はお気に入りの水着たちとビーサンと着替えは海に遊びに行くようなラフなものを選んでキャリーバッグに詰め込んでいました。
なんて期待を膨らませていた留学前のあの頃の私はこの時点で重大なミスチョイスをしていたことに気づきもしませんでした。
そうです。私が犯した重大なミスチョイスは、
『日本人資本』の『セブ留学』にしたことです。
これは最悪の組み合わせだったと言う事実に後から気づくこととなりました。
留学前の学校選びで考えていたことと本当のセブ
学校選びの際、私は『セブ』と言えばリゾート=セブなら行けば楽しいことまちがいない!!
他にもセブ以外にも学校があるけどマニラは治安が悪いイメージだし他の場所は知らないから怖い。。。
日本人資本=語学力に自信がない初めての海外が不安な私でも日本人経営なら大丈夫だろう!!
と行った調子で『日本人資本』の『セブ留学』に決めました。
今からセブ留学を考えている多くの方も、今流行ってきていることもあり、日本人であれば迷わずこの組み合わせでセブ留学に行くことでしょう。
ですが、この二つを選んでしまったことで私の思い描いていた『セブ留学』を、イメージと違う『セブ留学』にしてしまったのです。
それはなぜなのか、説明していきたいと思います。
セブ島は本当にリゾートなの!?
まず、一番問題視すべきは、『セブはリゾート地』のイメージが強すぎることです。
確かにセブはリゾート地でしたが、『セブ留学』として紹介される学校のほとんどはセブの市街地の中にあります。
世界一綺麗で安全な国と思われる日本で暮らしている私達からすると、セブの市街地は本当に悲惨です。
海外になんの免疫もない潔癖症の日本人にはとても耐えられないと思われるような市街地でした。
街は交通量が多く、砂ぼこりと排気ガスで息苦しく、街を歩けばストリートチルドレンに「give me money 」とつきまとわれて、道端には呼吸をしているかどうかわからないないような犬とボロボロの服を着た大人(ホームレス)がゴロゴロ転がっていて、街は異様な雰囲気でした。
リゾート地のイメージを膨らませてきていたのでこのセブの光景はとても衝撃でした。私の頭の中でセブを検索するなら#貧困 #発展途上国 #ハエ です。
私の中でフィリピンは治安が悪いイメージだけどセブは安全というイメージがありましたが、セブも危険がいっぱいで一人で出歩くのは危険で、日本人グループで歩くのはもっと危険です。なぜなら日本人はお金持ちのイメージがあるからです。狙われます。
また、私たちが想像している『セブ』(綺麗なビーチ、リゾート地、アクティビティ)は、その学校がある場所からバスやジプニー、フェリーやボートなどを乗り継いで3〜5時間はかかるところに私たち日本人の想像している『セブ』はありました。
せっかくセブにいるのに『セブ』に行くには長旅を強いられる上、セブの乗り物はべらぼうに乗り心地が悪いです。なので、せっかく旅行に行っても楽しい思い出よりも移動のしんどさの方が目立ってしまい残念なことになります。
かと言って、あの市街地からどこにも出かけず学校と寮の行き帰りだけでは息が詰まってしまいストレスが溜まる一方でせっかくの楽しい留学が「早く日本に帰りたい。」「もう英語はいいや」のオチになってしまいます。
学校の資本での文化の違い
この事態に陥った原因はもうひとつあります。
『日本人資本』の学校を選んでしまったことです。
日本人資本の学校だったことで日本人にとって安全で安心して授業が受けられる環境が整っていたことは助かりましたが、問題なのは生徒も全員日本人だったということです。
学校の広告には生徒は多国籍!と書いってあったし
私は多国籍の友達をたくさん作る!を目標の一つにしていたのでとてもショックでした。
周りは日本人なので、わざわざ治安の悪いセブの市街地まで来て日本の英会話スクールに通いに来ているような感覚です。
そして、英語を話す機会なんて授業の時間だけなので、日本人資本の学校で英語漬けになるなんて無理な話でした。
私は、この三ヶ月で絶対に英語が喋れるようになりたい!!と高いモチベーションできていたので、とても落ち込みました。
日本人資本の学校は学校によると思いますが私の経験では軽く詐欺です。誇大広告に気をつけてください。
そんな環境の中でも先生としか話さないようにして、英語漬けの環境を作ろうと努力はしましたが、留学も学校生活なので生徒同士のコミュニケーションも重要になってきて、結局セブに来てまで日本人と関わらざるを得ませんでした。
先生達も日本人に完全に対応してしまっていて、話すときは日本人の聞き取りやすい発音で話してくれ、本来なら伝わらない日本語訛りのカタカナ英語で話しても問題なく聞き取ってくれるので、会話がスムーズにできていました。
ですがそれは、学校内だけの錯覚でした。一歩外に出て街の人やお店の人と話してみると、相手の言っていることが聞き取れない理解できない、自分の発音が通じないで全く会話になりませんでした。
英語のぬるま湯に浸かっているというような状況でした。
また、先生は全員フィリピン人だったので、先生同士の会話も現地の言葉で話す機会が多く、自然な英語のやりとりのお手本がないといった状況でした。
それに、訛っている先生が多かったです。
私はそのセブの学校に三ヶ月予約していましたが、一ヶ月過ぎたあたりからこのままセブの学校に通い続けたところで英語が上達するとは思えず、不安が募る一方で、セブでの留学生活がストレスに感じるようになっていました。
また、英語の勉強以外でも、汚い市街地での生活と気軽にビーチに行けないこと、治安が悪いので常に気を張っていなくてはならないこと、セブに来てまで日本人と関わらなくてはいけないことなど、いろんなことがすごくストレスになっていて、セブに来た意味がわからなくなっていました。
そこで私はようやく冒頭で説明させて頂いたミスチョイスに気がつきました。
そこで私は学校を変える決心をしました。
Paradise Englishでの生活
失敗から学び、学校の選び方を変えてみました。そこで見つけたのがここ『PARADISE ENGLISH BORACAY』でした。
『ボラカイ島』にある『カナダ人経営』の学校です。
日本ではまだ知名度の少ないボラカイ島ですが、私もセブに来るまではもちろん知りませんでした。
ですが、ヨーロッパ人などにはとても有名な観光地であり、むしろセブを知らないと言われ驚きました。
ついに見つけた英語漬けの環境
ボラカイ島とは、セブから飛行機で約一時間、カティクラン空港からボートで約10分のところに位置する、島全体が約7kmのとても小さい島です。
日本人の知名度が低いだけあって周りはほぼ全て外国人!!
ヨーロッパや欧米からたくさんの観光客が来ており、観光客自体も多国籍!!
日本人を見つける方が難しかったです。
それゆえかボラカイ島に住むフィリピン人の発音はすごく綺麗でした。
学校もカナダ人経営だったので生徒は見事に多国籍!!日本人の生徒は私含めても三人しかいないという日本人が珍しいという私が望んでいた環境になりました。
私はそこでスペイン人、ベルギー人、ロシア人、台湾人、サウジアラビア人、カナダ人の友達ができました!!
多国籍の友達を作りたいという夢が一瞬で叶いました!!
また、日本人からようやく開放されました。
それに綺麗なビーチにも寮から徒歩約10分と気軽に行くことができ、治安も良く、安全に楽しく暮らせました。楽園天国でした。
そこはまさに私がイメージしていた『セブ留学』ができる学校でした。
私の思い描いていた『セブ留学』はボラカイにありました。
ようやく見つけたという感じで、本当は誰にも教えたくないところですが、、
それに、いろんな国から生徒が集まっているのでみんな言語が違うので生徒同士も英語を使わないとコミュニケーションが取れない、そこは素晴らしい英語漬けの環境が整っていました。
ですが、多国籍の生徒とコミュニケーションを取ることは一筋縄ではいきませんでした。
本物のインターナショナルな英語
そこでぶつかった壁は、発音、文法含めてセブで習った英語はナチュラルな英語ではなかったことです。
他の国籍の生徒との会話は先生との会話とは違って正確な発音をしないとわかってもらえないこと、それに、こちらからしても他の国の訛りのある英語を聞き取るのは想像以上に難しかったです。
中では、日本人の私たちにとって全く予想外な発音をする国籍の友達がいたり、聞き取って理解するのに最初はとても苦労しました。
またヨーロピアンなどは、すでにペラペラで英会話以上のことを学びに来ている生徒が多かったので、話すスピードも早く、私の知らない文法、知らない単語をガンガン使ってガンガン話しかけてきてくれるのですが、最初は聞き取れない理解できないで話しの内容が全くわからず、話の内容がわからなければ何を返していいのかもわからず、
話せるのに話せない
ことになってしまい、セブではあんなに喋れてたのに、、
とセブで身につけて来た英語力は全く及ばず、はじめは自信を無くしました。
ですが、そうやって様々な国から勉強に来ている生徒と苦労しながらもコミュニケーションをとって行くうちに、
私は気づきました。私は今、世界共通語を学んでいるんだと、、、
世界共通語を学ぶとはこのことかと、ここでは本当に世界で通じる英語が学べるんだと、これが英語の勉強かー!!と感動しました。
あと、セブではなかった大勢での会話がここでは周りで猛スピードで行われていて、感動しました。
英語の会話ですが、すごく難易度が高かったです。最初は聞き取れない話に入れない、で笑って相槌を打つことしかできずとても悔しかったです。
対先生ではなく、生徒同士なので、容赦ないのがポイントです。
ですが、セブの学校では日本人と日本語で話していたであろう全く無意味だったはずの時間も、
ボラカイでは話に入れなくてもただその場にいるだけで身になるという素晴らしい課外授業だと思いました。
生徒たちと会話をして行く上でナチュラルな英語が身についていったこと英語の使い方がだんだんとわかっていったのがわかりました。
ここでは生徒から学べることがとても多くありました。
Paradise Englishでの授業
セブではマンツーマン授業のみだったのですが、ここではグループレッスンに挑戦してみました。
やってみるとグループレッスンに挑戦してみて本当に良かったと思いました。
まず、多国籍の生徒が集まっているので、授業自体にとても刺激がありました。
外国人は日本人と違い、間違いを恐れず積極的に発言していきます。日本人とは全く違った授業の受け方に感動すら覚えました。
その光景を見て、ああ、やっと日本を出られたと思いました。
多国籍の生徒と一緒に授業を受けることでその日本人特有の自信のなさと積極的に行動、発言できないところなどを打ち破る訓練になっていました。
やはりそこはどうしても日本人なので根本的な性格として根付いている部分なのでその壁を打ち破るのにとても苦労しましたが、海外に出るならそこから始めなきゃいけなかったんだと大きな発見ができました。
そして、そこで初めてやっと海外に出たなと感じることができました。
ボラカイに来てみると、英語を使わないといけない環境に自然となり、授業だけでなく寮にいる時間も生徒同士でも勉強になるし、とにかくいろんな国籍、いろんな人がいるので、いろんな英語に出会えます。
生徒同士、コミュニケーションをとる上で何度も自己紹介をしたり、質問に答えていく上で、自然に反復練習ができるので、知らないうちにフレーズを覚えて口から自然に英語が出るようになっていました。
シャイな日本人なのでつい無口になってしまうことが多かったですが、日本人である自分を乗り越えるという試練も込みで自分が試せて、サバイバルのような感じでした。
ボラカイ島での生活
寮生活では共同のスペースとキッチンがあるので、みんなで各国の料理を作って、みんなで食べたり、宿題をしたり、みんなで集まってワイワイ話したり、飲み明かしたり、、何か特別なことをせずともただみんなで集まるだけで楽しかったです。
三ヶ月の留学生活の間でいろんなところに旅行に行ったり、高いお金を払っていろんなアクティビティに挑戦したりしましたが、一番心に残っているのは寮のキッチンでみんなで過ごしたあの何気ない時間たちです。
あと、印象に残っているボラカイでの遊びは、タンビサンというビーチでニモに会えたこと、みんなで島から島へ泳いでいったことです。
泳いでいる間は死ぬかもしれないと何度も思いましたが、やってみると意外と平気でその恐怖を乗り越えたことで遊びを通しても、人間的に大きくなれた気がしました。
また、学校から海が近かったので放課後はほぼ毎日ビーチで泳いだりサンセットを見に行ったりすることもボラカイでは可能でした。
学校でも寮でもみんな家族のようでとても温かい居場所でした。そうしている間も全て英語なのでその場にいるだけでスキルアップができていましたしみんなとの楽しい思い出と一緒に、使えるフレーズも増えていきました。
何か悩み事がある時や困ったことがあれば、友達みんなが手を貸してくれ、何より日本人インターンのYさんに何度も助けられました。
どんな小さな悩みやどんな問題にも対応してくれ、全て包み込むように解決してくれました。Yさんは私のスーパーヒーローでした。そしていつも優しく見守ってくれていました。
私にとってインターンのYさんの存在は大きかったです。
ボラカイに来ることが不安な方でもYさんがいるので大丈夫です。Yさんがいれば何の心配もいりません。Don’t worryです。
フィリピン留学を終えてみて
たった4週間と短い間でしたが、綺麗なビーチがすぐ近くにある夢のような環境と、アジアなのにこんなに多国籍の文化と人と触れ合いながら英語の勉強ができ、多国籍の友達もたくさんでき、英語の勉強に関しても、留学生活としても、とても密度の濃い素晴らしい時間を過ごすことができました。
ボラカイの生活を最大限に活かすコツは日本人だということをいかに忘れられるかということです。間違いを恥ずかしいと思わないということも大事です。
三ヶ月の留学を終えた今、外国人とコミュニケーションが取れるようになりました!!伝えたいことも聞きたいことも英語で言えるようになりました。
英語の基礎ができたことと応用の仕方がわかったこと、自分に何が足りないのかということもわかったのでこれからどう勉強していけばいいか、勉強の仕方も見えてきたので、自分次第でもっと英語力が伸ばせると思います。
英語力をつけたいけどどこから手をつけていいか分からなかったあの頃からするとこれは嬉しい進歩です。
特に語学力がついたことと、多国籍の大切な友達がたくさんできたこと、それによって将来の選択肢が増えたことはとても大きいです。
留学を決めるまで勇気がいりましたが、本当に挑戦してみて良かったです。
海外生活を経験できたことで毎日いろんな刺激を受け、いろんな発見ができ、いろんな人と出会えたことで、得られたものはとても大きいです。
挑戦することは大事です。これからいろんなものに挑戦したいです。
これからの将来がとても楽しみになりました。♪
ここまで読んで頂きありがとうございます。
この記事がハッピーエンドで終わることができたのは、Paradise Englishのおかげです。
Paradise Englishはとてもオススメです!留学を考えている方、ぜひご検討ください♪
楽園天国と英語が使えるあなたが待っています!
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